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映画「私の愛、私のそばに」公式サイトオープン!!
キム・ミョンミン ハ・ジウォン 感動が溢れます。ヒット祈願応援中!!

20110206-1








別館:「私の愛、私のそばに」の部屋
thovena別館:応援Blog!

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ようこそお越し下さいました、thovena(通称=小屋)では管理人(reo18)が
放せずにいるカン・マエがいよいよルミの元へ行ってしまいます。もう誰も
止められない2人の行方ですが・・・

管理人(reo18)としては、カン・マエを好きに創っているだけに
自身がど~うしても気になって!(笑)
ちょっと好奇心でくすぐってみました。お楽しみ頂ければ嬉しいです!

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(特別編・第1部・・・6話)

・・・ルミは自分のからだを包んでいるその男の温もりを全身で感じていた。 
まだ顔を見ていない男の何かを探していた。

以前、あの丘で飛び込んだ胸と同じだろうか、
あの時の感触は・・・思い出そうと神経を研ぎ澄ます。
だが、ルミが覚えているのは棒のように硬くなったからだを
離すまいと巻き付いた自分の激しい鼓動だけだった。

今はどうだろう、自分が棒になっている。まだ見ぬ顔、忘れぬ声・・・
それを確かめていなかった。それが不安でルミのからだを
硬くさせていた。

そんな動けない細いからだを包んでいた腕が緩み、
ルミはわずかに自由になった。恐る恐る顔が上に向かう・・・ルミは迷った。
ルミの意思に任せるかのように、その腕の主はじっと待っていた。

ゆっくりと向かっていくその目の先にあったのは、紛れもなく
待ち焦がれた人の顔だった。
その目は、ルミのこわばった顔を見下ろしている。
何も言わずただじっと目で語るかのように・・・
その黒い瞳に愛する者の顔が映っていた。

ルミは見つめた。この人の事を知りたいと告げた時から、
見続けてきた顔なのに、本当に見覚えがないくらい違って見える。
それは今初めて見る、穏やかで柔らかいカン・マエだった。

私の愛しい人がこの人だろうか?頑(かたく)なに自分を
守ろうと隙を見せなかった。殻を破る事を許さず、
全てを遠ざけていた。この自分でさえも拒まれていたのに・・・
見つめるルミにカン・マエは何も言わなかった。
変らず黒い瞳で見つめ返していた。

ルミの中から、あの「無機質」だったカン・マエが消えていた。
本当に求めていた男がここにいる。自分だけを見て、
包んでくれる・・・こうして会いに来てくれている!

自分を見る黒い瞳の存在が、夢でなく現実のものと
理解できた瞬間、とうとう堪えていた涙があふれ、
ルミはその顔が見えなくなった。

カン・マエはルミを見下ろしながら、自分を見つめていた。
明らかに自身の意思で動いてきた自分だ。ここに来た事も、
何かを変えようとした自分の意思だ。
この細く、弱弱しいからだの何処に恐れる「敵」がいたのか。

それと向かい合うのではなく、守りに来た自分がいる。
ルミに救われたあの時の夢ではなく、二度と迷う事のない
自分の強さにしたかった。

・・・カン・マエの手がルミの頬に触れた。
指で止め処なく流れるしずくを拭ってやる。
・・・もういい、泣くな・・・。そう言っているかのようだった。

両手で軽く頬をさすり、指で顎を支えた。
そして、そっと額に唇をあてた・・・。

崩れ落ちそうなルミをカン・マエは静かにまた抱き寄せた。

もう迷いのない自分がそこにいた・・・。 (特別編・第1部・・・7話へ)


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 「ここにいる・・・だから、もう泣くな・・・。」

(画像ご協力:Tessuiさま・感謝!)

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以前、「チャングン降臨する(特別編:2話)」で登場したMVですが、
また、違った感情で聴きたくなって連れて来ちゃいました・・・。
愛しいカン・マエを見守って下さいませ
(動画・作者さまに感謝!)

う、う、マエストロ・・・愛の力があなたを変えてくれたのね~悲しいけど嬉しいわ

今日もお越し頂いた皆様に重ねて感謝いたします・・・reo18
次はいよいよ、第1部最終話です・・・