- ブログネタ:
- キム・ミョンミン・・・素敵な人! に参加中!
それを跳ね除ける力をつけろ・・・共に強くなれ・・・。
(第2部・5話)
・・・カン・マエは、ミュンヘンに戻る前にゴヌに「激」を飛ばすべきか考えていた。
ルミを気遣いその様子をカン・マエにメールで知らせていたゴヌ。どの内容も一切
関知しなかったが、カン・マエの心は動いていた。ゴヌの思いも手に取るように
分かっていた。
ただ一つだけ、手に取れない物・・・それは、天真爛漫な奥に秘めた
ゴヌの計り知れない「才域」だった。カン・マエを動揺させるほどの未知数は、
日に日にその数を伸ばしていくのだった。
ミョンファンが追い回すのも無理はないな・・・あいつの口から俺の事が知れる
だろう。かと言って余計な事は出さないミョンファンであることは、お互いが並ぶ
世界で自然と身についた了解であると、カン・マエはここで感じていた。
余興めいた味を覚えさせて・・・と懸念もしたが、一時はゴヌを渡した相手だ。
自分の目も確かなら、ミョンファンの理念で求める「原石」も理解できた。
あいつはきっとゴヌに指揮をさせるだろう。そんなミョンファンの思惑は知っていた。
カン・マエは、彼らがセッション公演をする事の是非など問題にしなかった。ただ、
ゴヌがカン・マエが知ったらどう思うか・・・きっと激怒し、弟子を解除するに違いない。
そうやって恐る恐るの思いを先読みすると、知らぬ顔して可笑しさ半分の「激」でも
飛ばしてやろうか・・・と小さく笑うのだった。
カン・マエが「ガチョウの夢」を引き合いに出された時点で、屁理屈の封じ込めは
できる。しかし、ルミを思ってのゴヌとカン・マエは、離れても尚、「男」としての
お互いの理解と感謝もあった。それをカン・マエ流の形で表したいと今回思って
いた。馴染みの老舗に電話を入れ、カン・マエの形は決まった。
「・・・そうです、以前頼んだサイズで。ただちょっとアームホールの絞り込みを
緩めにできますか?私と違い動きも大きいので少しだけ余裕を持たせたいのです。」
「それから、あと一点。スリムのステンカラーコートがありますね。生地はAランクで、
チャコールグリーンのMIX。・・・そうです。タイプはヘリンボーン・カシミヤで・・・。」
「これからFAXしますので、そこに送って下さい。メッセージはいりません。
・・・それじゃ・・・。」
マエストロ・カンの見立てで美しい燕尾服と、オフに着れる細身のゴヌにぴったりな
コートの注文を受けた老舗の主人は、客層の高さにもまして、穏やかな口調で話す
このマエストロから放たれる品格を誇らしげに感じるのだった。
電話を置いた手を見つめ、「虹の彼方に」を聴かせたまま、ここに呼ばなかった
事を後悔していたカン・マエだった。ゆっくりと時間を過ごしたいはずなのに、お互いが
遠慮しているような感じだ。自分が引き寄せてやらないといけない・・・カン・マエは
分かっていた。そして、まだ自問自答を繰り返す不器用な自分に腹が立っていた。
小奇麗なキッチンで、コーヒーメーカーをセットし、カン・マエはルミに電話をした。
呼び出し音を聞きながら、言おうとしている子供だましのような第一声を考えて
一人可笑しくなったが、とぼけた会話で元気がつくなら。
と目が細く、口元が緩むカン・マエだった。
「コーヒーの分量は・・・」
その先も見当がつくな・・・もう老いぼれたと思うだろうな・・・
カン・マエは笑いながら電話の先のルミを待った・・・。
(2部・6話へ続く)
世界一の指揮者はカン・ゴヌ マエストロ・・・世界にそう知らせます・・・。
ようこそお越しくださいました~いよいよ今年も終わりますね
ベートーベン・ウイルスの感染から始まって、こちらで皆さまの
温かい応援と、楽しいおしゃべりをして頂き、心から感謝いたします
まだまだ、カン・マエワールドが原点の管理人は、これからも
ゆらゆらと素敵な「男」ミョンミンさまが変身する姿を妄想し続けて
行きま~す!このままおバカがどこまでも~の世界ですが、どうぞ
来年もよろしくお願いいたします
今日もおいで頂き有難うごじゃいます~・・・reo18
・・・おい!来年はこんな姿をネタにするんじゃないぞ!最近、足腰疲労がきているのに
人参のエキスはもう、契約終わったのか!?・・・まったく!
俺はいったい何をやってるんだ!
ぷ!今年最後の素敵なお池カン・マエ画像はTessuiさま!より~感謝で~す